右と左は同時に見(ら)れない

サラリーマンがバカみたいな満員電車に無理矢理、ギリギリにでも乗り込もうということ

それが痛いほどわかってきた。ただただ家に帰りたい。

 

今年新入社員としてどこかの企業に勤めることとなった人なら分かるとおもうんだが、めちゃくちゃ家に帰りたくないか?

 

僕はめちゃくちゃ帰りたい。喉から手が出るほどになにかを欲することということに実感したことはないのだが、ここ最近それを実感するようになってしまった。喉から手が出るほど家に帰りたいと。

 

なんなら会社に着いた瞬間から家に帰りたい。なんとか通勤時間約2時間という時間では電車の中で動画を見たりして帰りたい欲求を紛らわすことができるのだが。会社に着いた瞬間から家に帰りたい。会社の匂いを嗅いだ瞬間から家に帰りたい。上司の顔をみた瞬間から家に帰りたい。なんかかわいい犬とか散歩してるのとか見ても家に帰りたい。

 

最近一番やばいと思ったのは夕方の時間帰りの電車の中から見える夕日に照らされたイオンのスーパーを見ただけで泣きそうになってしまうという。夕日に照らされたイオンから放たれるなんとも言えない哀愁というのか田舎感というのか、なにか心にくるなにかを持っている。また電車の中からっていうのに補正もかかっているのだとおもう。会社に向かう途中や帰る途中の電車から見える川とか見てるとめっちゃさぼりたくなる。サボタージュしたくなる。

 

いろいろな人達の話からすると初めはみんなやめたくなるし、いつかは慣れる時がくるという話をよく聞くのだが、本当にこの寂しさは慣れるのかとかになるばかりである。実際仕事に集中さえできればそういった寂しい感情は薄れるんだけど、ふとした時にすごい寂しさが襲ってくる。パソコンの右下の時計を見てあと何時間会社にいなければならないのかとかを時間で認識してしまった時がやばい。

 

帰りの電車の中なんかはまだ今から家に帰れるという高揚感というか安心感から寂しさがすごすぎることなんてないのだけど、ほんっっとうに会社に着いた瞬間とそこから数時間は喉から手が出るほど家に帰りたくなる。

 

今年から働き始めた人達とか、すでに社会人の人達とかも新入社員だった時とかはどういった気持ちだったのかとかがすごい気になる。あとなにをモチベーションにして頑張っていたのかとか。夕日に照らされたなにを見て泣きそうになったのかとか。

 

まあでも夕日はせこいと思いますけどね。なんにもない時でも夕日を見たら虚しくなるのに、それを今年から働き始めたヒヨコに見せたらどうなるかなんて想像できるでしょう。しかもそれをイオンのちょっと後ろから顔を覗かせるって、監督だよ、それを作った人は監督ですよ。

 

かといって夕日の出てないような時間に帰ろうと思ったらあとはもう遅くなる一方なんで、夕日を見ながら帰れる時なんて一番幸せなのかもしれませんけどね。いや、一番幸せなのは働かなくていい人ですね。あー、普通に仕事やりたくねぇなぁ。

 

おわり