右と左は同時に見(ら)れない

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興味の範囲は幅広く。

【slither.io】ミミズで学ぶ社会の縮図

 

 

みなさんミミズに何かを教わるなんてこと考えたことがあったでしょうか。

 

私はあるひとつのゲームをネットサーフィン中に見つけてしまいました。

 

そしてなにげなく数回プレイしている時に私は気づいてしまいました。

 

ビビビッ

 

これだ、これこそが社会の縮図だぁ・・・

 

私は長々と押し花とカピカピの鼻水を語っている暇ではなかったのです!

 

 

penipenipudding.hatenablog.jp

 

 

初めからこれをやってればよかったんです!

 

ということでさっそくやっていきましょう!

 

【slither.io】ミミズで学ぶ社会の縮図

 

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slither.io

 

まずはこのゲームslither.ioといいます。こうして初めに名前を決めましょう。

 

決めたらスタート Lets Play

 

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このような画面が始まります。

 

この画面の中心にいる棒状の物体が私です。

 

左下がスコアとランキング、右上はこの世界で多大なる権力を持っている猛者達の名前とそのスコアです。

 

この世界に降り立った私、そんな私は右も左も分からずか弱いのです。

 

ここからーどんな世界がー広がってーいるのだろーかぁー

 

 

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私は右も左も分からないままとりあえず行動だ!ということであてもなくこの世界をさまよってみるのであった。

 

周りを見渡すと無数の光、これを食べるとなんと私の体が大きく!

これが現代世界でいうところの知識と経験という奴だ!

 

この世界には人間世界同様いろんなやつらがいる。

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値札を切り忘れている者。

 

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アメリカンな者。

 

この様々なやつらが存在するような世界で生きのびていかなければならないのだ。

 

 

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しばらく旅を続けるとでかい力を持った権力者に出会った。こいつに出会い私は震えた。こいつは知識も経験も私とは比べものにならないくらい持っており、誰も逆らうことはできないのだ。

 

人間界でいうところの上司や王様というやつだ。

 

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このように様々な権力、国籍、特徴を持ったやつらと共存しつつも自分も大きくなり、のし上がっていくしかないのだ。

 

そうしてしばらく生活を続けるとまた新しい発見と出会った。

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なにかを必死に奪い合っている群衆を見つけた。

通常より大きい光の粒、これはなんなのだろうとこの世界に詳しい奴に聞いてみた。

どうやらこの大きな光の粒はこの世界で倒された者の残骸であるという。

この残骸を吸収すれば普段の光の粒より、より大きな経験と知識が蓄積されることとなる。相手を倒しこの大きな光の粒を吸収するのが権力増強の近道らしい。

そいつにどうやって奴らを倒すのかも聞いてみた。

どうやら「頭」と「胴体」がポイントらしい。

敵の頭を自分の胴体に当てると敵は消滅し、そいつの大きさに比例して多くの経験と知識を落としていくらしい。その逆もしかり。

私は唾を飲みこみ聞いた。

「末路は?」

「末路?なんのことだ?」

「倒された奴らは一体どうなるってんだ?」

そいつはタバコの煙を大きく吸い、口をとがらせゆっくりと煙を吐いてからこう答えた。

「無だ」

「無?」

「言い伝えではな。実際の所は誰もしりゃあしねぇ、天国にいくだとか地獄にいくだとか、古い世代の奴らはそう言ったりもする。また振り出しに戻り一からやり直すことになるっていう奴もいるわな。」

「あんたはどう思っているんだ?」

「さあな。でもな、楽しみってのは一番最後に取っておくタイプでよ。」

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それを聞いた日から私は目の色が変わったかのように狩りに出かけた。

ひたすら大きな光の粒を追いかける毎日。

当時一緒に暮らしていた女からはこう言われた。

「ズー君って本当に変わったよね!毎日毎日光の粒光の粒って!!!」

「俺が変わった?何が変わったっていうんだよ!?言ってみろ!!!」

「上にのし上がる事ってそんなに大事?昔はよく言ってたじゃない、じっくり大きくなってこの世を去る前に大きなとぐろを巻けることができればそれで幸せだって!!!」

ドンッ!!!私はそばにおいてあった灰皿を壁に投げつけた。

「なんなんだよ!上を目指すことがそんなにダメだっていうのか!?もう俺には上を目指すしかないんだよ!!!!」

「私の知っているズーくんはそんなんじゃない!」

「俺はな、ミミのことを思って・・・」

女は荷物もまとめず作りかけていた鍋もそのままに部屋を出て行った。

 

積極的に狩りに出かけ周りの世界に目を配るようになってからいろんな事が分かった。

この世界は、まさに弱肉強食だ。弱い者は強い者に喰われる。逆らう事はできるし、下克上を成功することも可能だがきわめて確率は低く無謀とも言える行為だろう。

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だが下克上に失敗すると権力に囲われ、誰も知ることのない世界に送られる。

 

このような場合になっても誰も助けてはくれず、周りも見て見ぬフリをする。

これは人間世界でも同じで権力の強い者に強いプレッシャーをかけられると抵抗することも難しくそれを見ても周りは助けてはくれない。

私は最初こそそのような場面を見てもなにも感じなかった。

だが自分がある程度の権力を手に入れることができてからは何かが違った。

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誰もいない世界争いもない世界。弱い者が強い者におびえない世界。

私はいつの間にか光を嫌うようになり狩りにでかける回数は日に日に減っていた。

まったく狩りに出かけなくなってからしばらくの時が流れた。

カップラーメンとタバコで栄養を補給する毎日。そんな中で見もしないでつけていたテレビにあるニュースが、

「えー、ミミズニュースの最中ですがここは内容を変えさせていただきます。緊急ニュースです。緊急ニュースです。えー、今日午前○○時、午前○○時に正体不明の隕石のようなものが落ちてきた模様です。」

へー、隕石って、物騒だな。特に関心はなく、壁にもたれながらすでに粘着力のなくなっているころころを転がす。額に汗をかきながら早口で原稿を読んでいるニュースキャスターの言葉が右から左に抜けていく中である一つの情報が耳にとまった。

「~~~~~~~その隕石が落ちた場所というのが○○研究所、○○研究所というところらしく~~~~~」

私はコロコロの手を止めた。

○○研究所とは前一緒に暮らしていた女の働いている職場だった。

私はそれ以上のニュースキャスターの読み上げる情報は頭に入らずヘリコプターから映し出されるただただ悲惨な状態にある研究所の姿を私は見つめていた。

そしてヘリコプターから映し出されている映像のしたに被害者の名前が

 

ズズミ ミミ

 

私は叫んだ。外は雨が降っている。そんなことも構わず、私はしばらくぶりの狩りに出かけた。誰でもよかった。私はなりふり構わず、敵が一番多い、戦場めがけつっこんだ。目につくやつらを片っ端から狩りまくる。周りの敵も驚いた様子。敵がなにかを叫んでいる。そんな叫びも私には届かない。私の頭にはひたすらに上空ヘリコプターからの映像が延々と繰り返される。

 

大方一つの群れが片付いた。何体、いや何十体の敵を狩っただろうか。体はもうぼろぼろだ。だが私の頭には帰って休もうという考えはなく息を切らしながら二つ目の群れに突っ込む。

目がかすみ、体のあらゆる感覚がない。敵に囲まれた、私はその状況にも一つも臆することなく叫び敵の群れに突っ込んだ。

 

またしばらく時がたち、剣を振り回しながら、今までの思い出が頭の中を映像つきで駆け巡る。この世界に降り立ち小さな光を集めていたこと。この世界に詳しいやつと仲良くなったこと。初めてタバコを吸い咳き込んだこと。ミミと出会ったこと。古い記憶からどんどん新しい記憶に迫ってくる。そしてすべての記憶が頭に流れ、戦っている自分の姿を離れた自分が第三者の自分として見ているかのように映像が流れたその時、一つの言葉が自分の頭に呼びかけた。

 

「私はもう大丈夫だから」

 

間違いなくミミの声だった。その言葉をきき私は鬼の形相から微笑みの表情に変わり、頭の上まで振り上げていた剣を静かに下ろす。

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この世界に詳しいやつが言っていた。この世界の終わりにはなにが待っているかって?

俺は週間誌でネタバレするやつが一番嫌いなんだよ。

 

 

 

 

             Fin

 

 

 

 後日談

ミミは病院で目を覚ました。天井を見つめているとナースさんが私の名前を呼び、もう大丈夫ですよーと声をかけ、先生を呼んでくると言っている。私は声にならない声でナースさんを呼び止めカーテンと窓を開けてくれるように頼んだ。窓から見える空は雲一つなく涼しげな風が吹いている。その風と共に部屋に流れ込む匂いを嗅ぎ、私は彼の顔を空いっぱいに思い出し、再び眠りについた。

 

 

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